CBは、最後のプリフロップレイザーがフロップで打つベット
CBはコンティニュエーションベット、Cベットとも呼びます。基本は、プリフロップで最後にレイズした人が、フロップでもベットする行動です。
たとえばBTNがレイズし、BBがコール。フロップでBBがチェックし、BTNがベットすれば、そのBTNのベットがCBです。
| ストリート | 行動 |
|---|---|
| プリフロップ | BTNレイズ → BBコール |
| フロップ | BBチェック → BTNがCB |
CBかどうかは、強い役を持っているかではなく、前のレイズと今のベットの関係で決まります。この定義はPokerStars Learnの公式解説に沿っています。
3ベットが入ったら、最後にレイズした人を確認する
UTGがレイズし、BTNが3ベット、UTGがコールした場合、最後のレイザーはBTNです。
| フロップの行動 | 呼び方 |
|---|---|
| UTGチェック → BTNベット | BTNのCB |
| UTGが先にベット | 前ストリートのレイザーへ打つ、UTGのドンクベット |
最初にレイズしたUTGへ、CBの担当が固定されるわけではありません。逆に、UTGがレイズしてBTNがコールしただけなら、UTGがフロップで最初に打つベットは、順番が先でもCBです。

CBは、バリューにもブラフにも使う
「フロップで手が当たらなかったから打つブラフ」だけがCBではありません。打つ人と行動順がCBの条件を満たせば、目的は別に考えます。
| 目的 | 考えること |
|---|---|
| バリュー | 自分より弱いペアやドローからコールを受けたいか |
| ブラフ | 自分より強い手を降ろせる候補があるか |
| セミブラフ | 降ろす可能性に加え、コールされても改善する見込みがあるか |
たとえばBTNがA♠ Q♠でレイズし、BBコール、フロップA♦ 7♣ 2♥なら、弱いAやペアから点数を得るバリューを検討できます。手が当たったからCBではない、ということにはなりません。
一方、ベットすると弱い手だけが降り、強い手だけに続けられるなら、チェックとの比較も必要です。CBを打てることと、打つ方がよいことは別です。
CB・ドンク・2バレルを、行動履歴で区別する
| 呼び方 | 行動の関係 | 例 |
|---|---|---|
| CB | 最後のプリフロップレイザーがフロップでベット | BTNレイズ→BBコール、フロップBBチェック→BTNベット |
| ドンク | 前ストリートのアグレッサーへ、相手が先にベット | フロップBBが先にBTNへベット |
| 2バレル | フロップのベットに続き、ターンでもベット | BTNがCB、BBコール、ターンBBチェック→BTNベット |
| 3バレル | さらにリバーでも継続してベット | ターンもコールされた後、リバーでBTNベット |
アグレッサーとは、そのストリートでベットやレイズをした側です。ドンクという名前は、悪手という判定を意味しません。ボードが変わり、先に打つ意味がある場合もあります。
2026年のPokerStars公式ドンク解説は、前のアグレッサーの継続ベット機会を先打ちで遮る、という関係を明確にしています。
リンプポットや全員チェック後の先打ちは、ドンクとは限らない
プリフロップにレイズがなく、コールだけでフロップへ進んだリンプポットでは、先に打っただけでドンクとは呼びません。前に明確なレイザーがいないためです。
また、フロップを全員チェックで終え、ターンで誰かが先に打つ場合も、単にリードするベットです。先に打ったベットを全部ドンクと呼ばないように、前のストリートを確認します。
ボード・双方のレンジ・人数・位置を見て、打つか決める
CBを毎回打つというルールはありません。自分の手札だけでなく、相手の候補と条件を合わせて考えます。
| 確認項目 | ベット前の疑問 |
|---|---|
| 参加人数 | 1人へ打つのか、複数人へ打つのか |
| プリフロップの行動 | 相手は何でレイズにコールしたと考えられるか |
| ボード | 高いペア、セット、連結した手、同スートの手のどれが関係するか |
| ポジション | 相手の行動を見て決められるか、先に決める必要があるか |
| 有効スタック | コール後にどれだけ点数が残り、後で何回払えるか |
| 自分の候補行動 | ベットとチェックで、相手の続行範囲がどう変わるか |
たとえばA♣ 7♦ 2♠と、J♥ 10♥ 9♣では、ボードが相手の連結した手や同スートの手に与える可能性が違います。後者を「ウェットだから必ず大きく打つ」と短絡せず、完成した強い役をどちらが持ちうるかも確認します。
CBのソルバー例は、人数・位置・スタック・先行レンジを固定した結果です。GTO WizardのMTT向け公式解説でも、これらの条件とボードの関係を扱っています。別形式へ同じ頻度をそのまま当てはめないでください。
サイズは、ポット比と残りスタックで確認する
「3分の1ポット」は、現在のポットに対する割合です。3BBや手持ちの3分の1という意味ではありません。
アンティなしでBTNが2.5BBへレイズ、BBコール、SBは0.5BBを払ってフォールドしたとします。
フロップのポット = BTN 2.5 + BB 2.5 + SB 0.5 = 5.5BB
1/3ポットのベット = 5.5 ÷ 3 ≒ 1.83BB
BBが同額をコールすると、丸める前の計算では、次のポットは5.5+2×(5.5÷3)≒9.17BBです。実際には使うチップ単位へ丸めた額に合わせて再計算します。
小さいサイズなら少ないリスクで打てますが、相手も安く続行できます。大きいサイズならコールの負担が増える一方、自分のブラフの損失や残りスタックへの影響も大きくなります。手の強さだけでサイズを変えず、相手にどの範囲で続けてほしいかを考えます。
コールされたら、ターンで条件を見直す
フロップのCBへコールされた後は、相手の候補が絞られます。ターンのカードも、新しいペア、ドローの完成、相手の有利な役を生むことがあります。
たとえばフロップJ♥ 10♥ 2♣へベットし、相手がコール。ターン9♥なら、ハートのフラッシュや連結したストレート候補が増えます。フロップで考えた「相手は外していそう」を、そのまま2発目の理由にはできません。
次のベット前には、弱い何がコールするか、強い何が降りるか、レイズされたらどうするかを改めて確認します。ターンドンクのように先に打つ意味が生じる局面も、GTO Wizardの公式解説ではボードとレンジの変化から説明されています。
復習では、名前と目的を分けて書く
記録には「CBをした」だけでなく、人数・位置・ボード・ポット・ベット額と、その目的を残します。
「BTNのCB、5.5BBへ約1.8BB。相手の弱いペアにコールしてもらう狙い。ターンで同スートが増えたら相手候補を見直す」のように書くと、結果が負けでも判断の条件を復習できます。

