スターティングハンドは、最初に配られる2枚
テキサスホールデムのスターティングハンドは、自分に配られる2枚の手札です。参加するか迷ったら、まずは高いペアや、高い数字2枚を中心に選ぶところから始めましょう。
ただし、参加してよいかは手札だけでは決まりません。自分の席や、相手がすでにレイズしているかも合わせて判断します。
AA・AKs・AKoは、こう読む
ハンドの表では、マークを1枚ずつ書く代わりに、数字とs・oで2枚の組み合わせを表します。Tは10を意味します。

| 表記 | 意味 | 読み方の例 |
|---|---|---|
| AA | Aが2枚のペア | ポケットエース |
| AKs | AとKが同じマーク | エースキング・スーテッド |
| AKo | AとKが違うマーク | エースキング・オフスート |
| 98s | 9と8が同じマーク | ナインエイト・スーテッド |
sはsuited、oはoffsuitの略です。同じ赤色でも、ハートとダイヤなら違うマークなのでオフスートです。
AKとだけ書く場合は、文脈によってAKsとAKoをまとめて指すことがあります。表の説明を確認してください。
手札は、4つの特徴を組み合わせて見る
手札の評価では、ペア・数字の高さ・同じマーク・数字のつながりを見ます。1つだけで参加を決めず、良い特徴がどれだけ重なっているかを考えます。
| 見る特徴 | 手札の例 | 何が良い? |
|---|---|---|
| ペアがある | AA・99 | 最初からワンペア。数字が高いほど、相手のペアにも勝ちやすい |
| 2枚とも高い | AK・AQ | 高いペアができたときに強く、ペアが同じでももう1枚で勝ちやすい |
| 同じマーク | A♠ 5♠ | フラッシュを狙う道が増える |
| 数字がつながる | 9♥ 8♥ | 2枚を使ったストレートを狙いやすい |
ペアでも、大きいペアと小さいペアは別
AA・KKのような高いペアは、最初から強い手です。22・33のような小さいペアは、場に高いカードが出ると相手のペアに負けやすくなります。
小さいペアは、同じ数字が場に出てスリーカードになると大きく改善します。ただし、改善を期待して高い参加費を払い続けるのは避けましょう。
Aを持っているだけでは、強い手とは限らない
AKはAがペアになったとき、もう1枚のKも強さになります。A5では、同じAのペアを持つ相手に、もう1枚の数字で負けることがあります。
この、役の部分以外で比べるカードをキッカーと呼びます。同じ役の勝敗も確認しておくと、2枚とも高い数字である利点が分かります。
同じマークや連番は、強さに上乗せされる特徴
AKsはAKoよりフラッシュを作る機会が増え、98sはフラッシュとストレートの両方を狙えます。それでも、同じマークなら何でも参加してよい、という意味ではありません。
7♠ 2♠のように低く離れた2枚は、スーテッドでも高いペアやストレートを作りにくい手です。数字の高さやつながりも一緒に見ることが大切です。
最初に覚えたい、手札のグループ
次の表は、手札の特徴を知るための目安です。「ここにある手は、相手が何をしていても参加する」という表ではありません。
| グループ | 例 | 初心者が押さえたいこと |
|---|---|---|
| 高いペア | AA・KK・QQ | 積極的に参加を考える中心。ただし場のカードが出た後も必勝ではない |
| 高い数字2枚 | AK・AQ・KQ | 高いペアを狙える。相手の強い手札に同じペアを作られる場合もある |
| 中・小さいペア | 88・55・22 | 高いペアに弱い。参加費と、改善したときに得られそうな額を考える |
| 同じマークの連番 | JTs・98s | ストレート・フラッシュの可能性があるが、改善しない場面も多い |
| 低く離れた2枚 | 72o・93o | 強い役に発展しにくく、無理に参加しない候補 |
参加する前に、席・相手の行動・払う額も見る
同じ手札でも、自分が最初に動くのか、前の人が全員降りた後なのかで、参加のしやすさは変わります。
| 確認すること | 参加判断への影響 |
|---|---|
| 自分の後に何人いる? | まだ多くの人が動くなら、後ろから強い手が参加する可能性もある |
| 先にレイズされた? | 誰も参加していないときより、相手の強い手を意識して絞る |
| いくら追加で払う? | 同じ手でも、安いコールと大きいレイズへのコールは違う判断になる |
| 残りの持ちチップは? | 役の改善を待つ余地や、改善した後にやり取りできる額が変わる |
後ろの席で前の人が全員降りている場面は、前の席より参加する手を広げやすい場面です。一方、すでにレイズと再レイズが入っていれば、同じ手でも慎重に選びます。
参加するならコールかレイズか、降りるならフォールドです。5つの行動の選び方で、それぞれの目的を確認できます。
一覧表は「条件」を確認して使う
スターティングハンドの表やレンジ表は、人数・席・持ちチップ・それまでの行動が合うものを使いましょう。先に誰かがレイズした場面に、「誰も参加していないとき」の表はそのまま使えません。
また、ハンドの勝率表は、参加した場合の利益をそのまま示すものではありません。相手が最後まで降りない比較での勝率と、実戦でいくら出して参加するかは別の問題です。
まずは強い手を中心に選び、迷ったハンドは「手札・席・相手の行動・払う額」をセットで振り返ってください。役の作り方に不安がある場合は、テキサスホールデムの基本から確認できます。


