手札2枚と共通カード5枚から、最善の5枚を選ぶ

各プレイヤーには、他の人に見せない手札が2枚配られます。テーブル中央に開かれるカードは全員共通で、最後まで進むと5枚になります。途中で手札を交換することはありません。

勝敗に使うのは、その7枚すべてではなく、7枚の中から作れる最も強い5枚です。次の図では、手札のK・Qと、共通カードのK・Q・9を選び、KとQのツーペアを作っています。

手札Kスペード・Qスペードと共通Kダイヤ・7ハート・2クラブ・9スペード・Qクラブの7枚。選ぶ5枚を青緑で囲み、KとQのツーペアを示す。手札は0枚、1枚、2枚のいずれも使える。

手札を必ず2枚使う必要はありません。共通カードだけの5枚が最も強ければ、手札を使わずに勝負します。

使う手札使う共通カード勝敗に使う合計
2枚3枚5枚
1枚4枚5枚
0枚5枚5枚

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準備:ボタンを基準に、ブラインドを置く

「ディーラーボタン」は、そのハンドの順番を決める目印です。3人以上で始める場合、ボタンから時計回りに隣の人がスモールブラインド(SB)、その次の人がビッグブラインド(BB)を出します。ブラインドは、カードが配られる前に置く強制ベットです。

次の例では、Aがボタンを持ち、SBが50点、BBが100点を出します。場に出されたチップの集まりを「ポット」と呼び、最初のポットは150点です。以降の金額も、チップの点数で表します。

4人卓を上から見た図。上のAがボタン。時計回りに右がSB、下がBB、左がD。SBが50点、BBが100点を配札前に出し、初期ポットは150点。矢印は時計回りを示す。

この例では、追加の強制ベットや手数料はないものとします。SBから時計回りに1枚ずつ、2周配り、全員の手札を2枚にします。

ここで扱う「ノーリミット」は、持ちチップすべてまでベットやレイズができる形式です。ただし、最低額のルールはあります。金額の決め方は、ベット・コール・レイズなどの基本で確認できます。

1ハンドの流れ:共通カードを3枚、1枚、1枚と開く

手札が配られた後は、次の4つの段階でチップを出すか、勝負から降りるかを判断します。各段階のベッティングが終わってから、次の共通カードを開きます。

プリフロップは共通カード0枚、フロップはKダイヤ・7ハート・2クラブの3枚、ターンで9スペードを加え4枚、リバーでQクラブを加え5枚。各段階でベッティングを行う。

段階共通カード最初に行動する人(3人以上で始めたハンド)
プリフロップまだ0枚BBの次の人
フロップ最初の3枚ボタンの次から時計回りに見て、まだ残っている人
ターン4枚目を追加フロップと同じ決め方
リバー5枚目を追加フロップと同じ決め方

行動は時計回りで、フォールドした人を飛ばします。最初から2人で遊ぶ場合はボタンがSBを兼ね、プリフロップはボタン/SBから、フロップ以降はBBから行動します。

実際にカードを配るときは、フロップ・ターン・リバーを開く直前に、山札の一番上のカードを1枚ずつ伏せてよけます。この「バーンカード」は、役を作るカードに含めません。

① プリフロップ:手札2枚で最初の判断をする

共通カードがまだない段階です。BBの100点がすでにベットされているため、最初の人は、降りる「フォールド」、100点にそろえる「コール」、額を増やす「レイズ」から選びます。

この例ではDから始まり、A、SB、BBの順に行動します。Aの手札はK♠・Q♠です。

4人のプリフロップ。BBの次のDがフォールド、ボタンAが合計300点へレイズ、SBは50点を残してフォールド、BBは100点に200点を追加してコール。ポットは650点。

Aは合計300点へレイズし、BBは先に出した100点に200点を追加してコールしました。SBが降りても、先に出した50点はポットに残ります。Aの300点、BBの300点、SBの50点で、ポットは650点です。

ブラインドを置くことと、自分の番に判断することは別です。仮に誰もレイズせず100点へのコールだけでBBまで回った場合も、BBにはチェックして進むか、レイズするかを選ぶ番があります。

② フロップ:共通カード3枚を開き、再び判断する

K♦・7♥・2♣が開きました。残っているのはBBとAです。ボタンのAから時計回りに進み、降りたSBを飛ばすので、この段階からはBBが先に行動します。

フロップはKダイヤ・7ハート・2クラブ。SBが降りているためBBから行動する。BBチェック、Aが300点ベット、BBが300点コール。ポットは650点から1,250点になり、BBはチェック後に再判断している。

フロップでは、まだ誰もこのラウンドのベットをしていないため、BBはチップを出さずに順番を渡す「チェック」を選べます。BBのチェック後、Aが300点をベットし、BBは300点を出してコールしました。ポットは650+300+300=1,250点です。

BBは一度チェックしていますが、Aがベットしたため、もう一度判断します。チェックした後にベットされた場合も、自動的に次のカードへ進むわけではありません。

③ ターン:4枚目を加えて、もう一度判断する

共通カードに9♠が加わり、合計4枚になりました。先に開いた3枚はそのまま使います。行動の開始位置は変わらず、BBからです。

ターンで共通カードに9スペードが加わり4枚になる。BBがチェック、Aもチェック。チップは増えず、ポットは1,250点のまま。

この例ではBBもAもチェックしたので、チップの追加はありません。ポットは1,250点のまま、リバーへ進みます。

④ リバー:5枚目を加えて、最後のベッティングをする

最後の共通カードQ♣が開きました。ここでもBBから行動します。5枚目を開いた後にも、最後のベッティングがあります。

リバーでQクラブが加わり共通カードは5枚。5枚目の公開後もBBチェック、A600点ベット、BB600点コールと判断する。ポットは2,450点になり、その後ショーダウンへ進む。

BBがチェックし、Aが600点をベット、BBが600点でコールしました。ポットは1,250+600+600=2,450点です。これでリバーのベッティングが終わり、残った2人が手札の強さを比べます。

ベッティングは「全員が1回動いたら終わり」ではない

次のカードへ進むには、そのラウンドの判断が完了している必要があります。途中でベットやレイズがあれば、先に行動した人にも再び番が回ることがあります。

ラウンド終了の分岐。ベットがなく行動できる全員がチェックすれば次へ。ベットやレイズがあれば残った人が最新額にそろえ、必要な判断を終えて次へ。他の全員がフォールドして1人だけ残れば、その人が勝者。オールイン済みの人は追加不要。

  • 誰もベットせず、行動できる全員がチェックしたら、そのラウンドは終了します。
  • ベットやレイズがあった場合は、フォールドしておらず、まだチップを出せる全員が最新のベット額にそろえ、必要な判断を終えると終了します。額がそろっていても、まだ行動する権利のある人の番は省きません。
  • 自分以外の全員がフォールドして1人だけになった場合は、次のカードを開かず、そのハンド自体が終了します。

持ちチップをすべて出した「オールイン」の人は、追加できなくても勝負に残れます。残りの人の判断が終わり、もうベッティングできない状態になったら、残りの共通カードを開いて勝敗を決めます。オールインの人が獲得できる範囲は、自分が出した額に対応する部分です。基本的な扱いはオールインを含むアクションの説明を参照してください。

勝敗の決め方は、手札比較と全員フォールドの2通り

2人以上が残ったら、最善の5枚を比べる

リバーのベッティングが終わって2人以上が残った場合は、手札を公開して勝敗を決める「ショーダウン」に進みます。各プレイヤーは、自分の手札2枚と共通カード5枚から最も強い5枚を選びます。他の人の手札は使えません。

共通Kダイヤ・7ハート・2クラブ・9スペード・Qクラブ。Aの手札Kスペード・Qスペードの最善5枚はK・K・Q・Q・9のツーペア。BBの手札Aハート・7クラブの最善5枚は7・7・A・K・Qのワンペア。Aが勝ち、2,450点のポットを獲得する。

この例のAは、K♠・K♦・Q♠・Q♣・9♠で、KとQのツーペアです。BBはA♥・7♣を持っており、7♣・7♥・A♥・K♦・Q♣で7のワンペアです。ツーペアがワンペアより強いため、Aが2,450点のポットを獲得します。BBがA(エース)を持っていても、まず役の強さを比べるので、今回の勝者は変わりません。

同じ強さの最善5枚なら、ポットを分けます。使わなかった6枚目・7枚目や、スペード・ハートなどのスートの違いで勝敗を付けることはありません。同じ役の詳しい比べ方は、ポーカーの役一覧と勝敗判定を確認してください。

自分以外の全員がフォールドしたら、その時点で勝ち

プリフロップでも、共通カードが途中までしか出ていなくても、自分だけが残ればポットを獲得します。役が完成するまで待つ必要はなく、勝つために手札を見せる必要もありません。

残っているのがAとBBの2人の場面。Aがベットし、BBがフォールドするとAだけが残るため、その時点でAがポットを獲得する。プリフロップでも途中でも、手札の比較を待たずに勝負が終わる。

たとえば先ほどのリバーで、BBがAのベットにコールせずフォールドしたなら、Aがその時点で勝者です。ショーダウンで役を比べる手順には進みません。

ポットを渡したら1ハンドが終了し、通常はボタンを時計回りに1つ進めて、次のハンドを始めます。フォールドした人も、次のハンドには改めて参加できます。