ハンドレンジは、プレーする手札や、相手が持ち得る手札の集合
レンジとは、1つに決めずに考える、手札の候補の集まりです。「自分がレイズするレンジ」ならレイズする手札の集まり、「相手のレンジ」なら相手が持っている可能性のある手札を指します。
| 言い方 | 何を集めたものか |
|---|---|
| 自分の参加レンジ | その状況でプレーに参加する手札の候補 |
| 自分のレイズレンジ | その状況でレイズする手札の候補 |
| 相手のレンジ | 相手が持っていると考えられる手札の候補 |
例えば相手がレイズしても、すぐに「AAだ」とは決めません。強いペア以外の手札でもレイズはできるため、複数の候補を考えます。
レンジ表のマスは、最初に配られる2枚を表す
テキサスホールデムのレンジ表は、Aから2までを縦横に並べた13×13の表が基本です。1つのマスが、同じ数字の組み合わせをまとめた手札の種類を表します。

対角線はペア、sは同じマーク、oは違うマーク
数字が同じ2枚は、AA・KK・QQのようなペアです。違う数字の2枚は、同じマークか、違うマークかで分けます。Tは10の略です。
| 表記 | 読み方・意味 | 手札の例 |
|---|---|---|
| AA | エースのペア | |
| AKs | エースとキングのスーテッド。2枚が同じマーク | |
| AKo | エースとキングのオフスート。2枚が違うマーク |
一般的な表では、左上から右下への対角線がペア、右上側がs、左下側がoです。ただし、使う表の見出しと凡例を優先してください。
169種類と、実際の1,326通りは数え方が違う
13×13=169は、マークの違いをまとめた種類の数です。実際に配られる2枚の組み合わせは、52枚から2枚を選ぶので1,326通りあります。
| 1マスの種類 | そのマスに含まれる実際の組み合わせ |
|---|---|
| ペア。例:AA | 6通り |
| スーテッド。例:AKs | 4通り |
| オフスート。例:AKo | 12通り |
同じ1マスでも、含まれる組み合わせの数は違います。塗られたマス数を169で割っても、実際の参加割合にはなりません。
色を見る前に、表の条件と凡例を確認する
レンジ表の色は、レイズ・コール・フォールドなどの行動を表す場合も、勝率などを表す場合もあります。色の意味は、表ごとに確認しましょう。

| 確認するもの | 見る場所・内容 |
|---|---|
| 状況の条件 | 人数、自分の席、持ちチップ、先にレイズした人がいるか |
| 色の意味 | 何色がレイズ・コール・フォールドなのか。勝率の表示なのか |
| マスの中の割合 | 1つの手札で複数の行動を混ぜる場合、その頻度 |
行動頻度を示す表で1マスが赤50%・青50%なら、その手札で2つの行動を半分ずつ選ぶ意味かもしれません。勝率50%という意味ではありません。凡例が分からない表は、色だけで判断しないようにします。
同じ手札でも、状況が変われば使うレンジは変わる
レンジ表は、条件付きの判断をまとめたものです。まだ誰も参加していないときの表を、相手がすでにレイズした場面へ、そのまま当てはめることはできません。
| 変わる条件 | レンジに関係する理由 |
|---|---|
| 行動する順番 | 後ろに何人残り、相手をどれだけ見て判断できるかが違う |
| 先にあった行動 | 誰も参加していない場面と、レイズされた場面では必要な判断が違う |
| 持ちチップと賭ける額 | 将来いくら賭けられるか、参加にいくら必要かが違う |
| 人数や相手の傾向 | 複数人が参加する場合や、相手が降りにくい場合では判断が変わる |
まずは自分がいる状況と同じ条件の表を選びます。条件が書かれていない表を、どの場面でも使える正解として覚えるのは避けましょう。
相手のレンジは、行動を見ながら可能性を更新する
相手の手札は見えないので、レンジも推測です。参加した、レイズした、コールしたという情報を足しながら、どんな手札がありそうかを考えます。
| 観察 | 考えること |
|---|---|
| 相手がレイズした | 強い手に加えて、別の狙いでレイズする手札もあるか |
| 共通カードが出た | 候補のうち、どの手札に役ができ、どの手札が待っているか |
| 相手がチェックした | 弱い手だけでなく、強い手で待つ可能性もあるか |
「強い手なら必ずレイズ」「チェックしたから弱い」とは断定できません。候補ごとのありそうな度合いを考えることが、1つの手札だけを当てにいく考え方との違いです。
表が読めるようになったら、まずは自分の参加判断から使ってみましょう。行動の意味はベット・チェック・コールなどの基本、役の比較はポーカーの役一覧で確認できます。


