2人で遊ぶために用意するもの

必要なのは、ジョーカーを抜いたトランプ52枚、点数を表すチップ、ボタンの目印です。普通のテーブルで遊べます。チップは点数を書いた紙など、互いの残り点数と出した点数が分かる物でも代用できます。

ボタンは、そのハンドの基準となる席を示す目印です。「D」と書いた紙でかまいません。専属の配り手がいないときは、ボタンを持つ人がカードを配ると進めやすくなります。

始める前に、次の3点を決めましょう。

  • 持ちチップの点数:たとえば1人200点ずつ。1点単位で出せる小さなチップも用意します。
  • ブラインドの額:以下は、小さい強制ベットのSBを1点、大きい強制ベットのBBを2点とする設定例です。
  • 終わり方:決めた時刻のハンドまで遊ぶ、どちらかの持ちチップがなくなったら終える、などを決めます。
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最初の配置:ボタンの人がSB、相手がBB

最初にボタンを持つ人を、じゃんけんなどで決めます。Aがボタンなら、AがSB、BがBBです。2人用では「ボタン」と「SB」を別の人に分けません。

カードを見る前に、AがSBの1点、BがBBの2点を前に出します。この1点・2点は本記事の設定例です。こうして出したチップや、その後のベットが集まったものを「ポット」と呼びます。

2人用の配置。Aがボタン兼SBとして1点、BがBBとして2点をカードを見る前に出す。SB1点・BB2点は設定例。

配り方:BBから1枚ずつ、交互に2周

カードをよく混ぜたら、相手に表を見せないように裏向きで配ります。Aがボタン兼SB、BがBBの場合は、B→A→B→Aの順です。

1人に2枚まとめて渡すのではなく、1枚ずつ交互に2周します。2人の手元が2枚ずつになったら配札は終わりです。自分の手札だけを確認し、相手には見せません。

BBのBへ1枚目、SBのAへ2枚目、Bへ3枚目、Aへ4枚目を裏向きで配る。各自の手札が2枚になる。

手札の交換は行いません。残った山札から、後で2人が共通で使うカードを場に出していきます。

遊び方:4段階でカードを出し、その都度判断する

1回の勝負を「ハンド」と呼びます。ハンドは、手札だけで判断する段階から始まり、場の共通カードが3枚、4枚、5枚と増えます。カードを出すたびに、チップを出すか、出さずに続けるか、降りるかを順番に決めます。

プリフロップはSBが先、フロップ・ターン・リバーはBBが先です。図のA・Bは、最初から2人で始め、Aがボタン兼SBを持つハンドを表しています。

1.プリフロップ:SBから行動する

ここでは、持ちチップを上限にベットできる「ノーリミット」のルールで進めます。

手札2枚を見て、まずA(SB)が行動します。SBが1点、BBが2点という今回の設定例なら、Aには次の選択肢があります。

プリフロップの2席。Aがボタン兼SB1点、BがBB2点で、各自の手札は裏向き2枚、共通カードはまだ0枚。行動はAからBへ。AのコールはSB1点に1点を追加して合計2点。額は設定例で、そろえた後もBの番がある。

選択すること
フォールドこのハンドを降りる。すでに出した1点は戻りません。
コール1点を追加し、自分の合計をBBと同じ2点にする。
レイズ相手より高い額にする。ノーリミットでは通常、最初のレイズは合計4点以上です。

表の4点は「4点を追加」ではなく、すでに出したSBを含む合計額です。

Aがコールして2点にそろえても、まだB(BB)の番があります。Bは追加せずに続ける「チェック」か、レイズを選べます。AはBBの2点にまだ届いていない最初の番では、チェックできません。

誰かがレイズしたら、相手がコール・再レイズ・フォールドを選びます。2人が必要な行動を終え、その段階で出した合計額がそろったら次へ進みます。単に額がそろっただけで、BBの番を飛ばさないようにしましょう。

2.フロップ:共通カード3枚を出し、BBから行動する

プリフロップの判断が終わったら、山札の一番上を1枚、裏向きのまま脇によけます。これは使わない「バーンカード」です。その後、場の中央に3枚を表向きで並べます。この3枚がフロップです。

ここからはB(BB)が先、A(ボタン兼SB)が後に行動します。新しい段階なので、この段階でまだ相手からベットされていなければ、チェックするか、最初のチップを出す「ベット」を選べます。

フロップの2席。Aがボタン兼SB、BがBBで、各自の手札は裏向き2枚。共通カードは3枚。新たに3枚を公開。行動の矢印はBからAへ向き、BBのBが先、Aが後。Bが先に、チェックかベットを選ぶ。カードは進行例。

2人ともチェックすれば次へ進みます。どちらかがベットしたら、相手はコール・レイズ・フォールドを選びます。レイズされた場合は再び相手に番が戻り、判断が決着するまで続きます。

3.ターン:4枚目を加え、再びBBから

フロップの判断が終わったら、山札から1枚バーンし、共通カードの4枚目を表向きで加えます。これがターンです。

行動順はB(BB)→A(ボタン兼SB)のままです。新しい共通カードも使い、もう一度チェックやベットなどを選びます。

ターンの2席。Aがボタン兼SB、BがBBで、各自の手札は裏向き2枚。共通カードは4枚。4枚目を追加し、新しいカードを枠で強調。行動の矢印はBからAへ向き、BBのBが先、Aが後。加わった4枚目も使って判断。カードは進行例。

4.リバー:5枚目を加え、最後の判断

ターンの判断が終わったら、もう1枚バーンし、共通カードの5枚目を出します。これがリバーです。

ここでもB(BB)→A(ボタン兼SB)の順で行動します。この判断を終えて2人とも残っていたら、手札を公開して強さを比べます。

リバーの2席。Aがボタン兼SB、BがBBで、各自の手札は裏向き2枚。共通カードは5枚。5枚目を追加し、新しいカードを枠で強調。行動の矢印はBからAへ向き、BBのBが先、Aが後。B→Aの判断後、2人が残れば手札を公開。カードは進行例。

ノーリミットの通常の最小ベットはBBと同額です。今回の設定例では2点になります。レイズには直前のベット額や上乗せ幅に応じた最低額もあるため、金額に迷ったらベット・コール・レイズの解説で確認できます。

勝敗が決まったら、ポットを渡して次のハンドへ

ハンドの終わり方は、主に次の2つです。

相手がフォールドしたら、その時点で残った人の勝ちです。 ポットを受け取り、残りの共通カードは開きません。勝った人は手札を見せる必要もありません。たとえば最初の番でAが降りたら、Bがポットを受け取り、そのハンドは終了です。

リバーの判断後も2人が残ったら、手札を公開して比べます。 これをショーダウンと呼びます。各自が「自分の手札2枚+共通カード5枚」の7枚から、最も強い5枚を選びます。手札は0枚・1枚・2枚のどの使い方でもよく、共通カード5枚をそのまま使うこともできます。

強い5枚を作った人がポットを受け取り、同じ強さなら折半します。役と同じ役どうしの比べ方は、ポーカーの役一覧を横に置くと確認しやすくなります。

持ちチップをすべて出す「オールイン」がコールされ、これ以上ベットできない場合は、手札を公開し、必要な共通カードを最後まで出して勝敗を比べます。2人の持ちチップに差があるときは、相手が合わせられなかった分を出した人に戻し、両者が出し合えた点数で勝負します。

次はボタンを相手に渡す

ポットを渡し終えたら、カードをすべて集めて混ぜ、ボタンを相手に渡します。最初のハンドでAがボタン兼SBだったなら、次はBがボタン兼SB、AがBBです。勝った人がボタンを続けるわけではありません。

ハンド終了後にポットを渡し、ボタンDをAからBに移す。次のハンドはAがBB2点、Bがボタン兼SB1点。額は設定例で、席は変わらない。

次のハンドでは、A(BB)から配り、B(SB)がプリフロップで先に行動します。フロップ以降はA(BB)が先です。2人で続ける間は、この担当をハンドごとに交替します。

人数が増えたときは何が変わる?

テキサスホールデムは3人以上でも遊べます。人数が変わっても、手札は1人2枚、共通カードは最大5枚、最も強い5枚で比べる点は同じです。変わるのは、主に席の担当と行動順です。

遊ぶ人数ボタン・SB・BBと順番
最初から2人ボタンとSBが同じ人。プリフロップはSBが先、フロップ以降はBBが先。
3人以上ボタン、SB、BBはそれぞれ別の人。プリフロップはBBの左隣から、フロップ以降はボタンの左側にいる、降りていない人から。

3人以上では、時計回りに降りていない人へ番を回します。人数が多いほど、1周で行動する人数も増えます。

3人以上で始めて、途中で2人だけ残ったら?

同じハンドの途中で誰かがフォールドして2人になっても、ボタン・SB・BBは付け直しません。降りた人を飛ばし、最初に決まった席順で行動を続けます。「最初から2人で始める配置」へ途中で切り替えるわけではありません。

誰かの持ちチップがなくなり、次のハンドから卓そのものが2人になる場合は、2人用の配置に切り替えます。この切り替えでは、同じ人が連続でBBにならないよう、ボタンの位置を調整することがあります。

最大人数は、種目や卓の設定で変わる

ポーカー全体に共通する「最大○人」という定員はありません。テキサスホールデムにも6人卓や9人卓などがあり、大会やテーブルごとに席数が決まっています。「6-max」は1卓6席という意味で、大会全体の参加者が6人という意味ではありません。

友人と2人で始めるなら、まずは「ボタン=SB」「配るのはBBから」「プリフロップはSBが先、フロップ以降はBBが先」の3点を手元で確認しながら、1ハンドずつ進めてみましょう。