フルハウスは「同じ数字3枚+別の数字2枚」
フルハウスは、同じランクの3枚と、別のランクのペアで作る5枚の役です。ランクとはA・K・Q・J・10〜2の数字や文字のことです。
この5枚はKが3枚、8が2枚なのでフルハウスです。「Kのフルハウス、ペアは8」のように、3枚側を先に読むと比較しやすくなります。
| 5枚の構成 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| K・K・K・8・8 | フルハウス | 3枚組とペアがある |
| K・K・K・8・2 | スリーカード | 残り2枚がペアではない |
| K・K・8・8・2 | ツーペア | 同じ数字が3枚ない |
| K・K・K・K・8 | フォーカード | 同じ数字4枚という、さらに強い役 |
標準ホールデムでは、マークの種類はフルハウスの強さを変えません。構成と比較規則はPokerStars公式の役一覧で確認できます。
標準ルールではフラッシュより強く、フォーカードより弱い
フルハウスの前後は、弱い順に「フラッシュ→フルハウス→フォーカード」です。役の種類を先に比べるため、相手のフラッシュにAが入っていてもフルハウスが勝ちます。
| 自分の役 | 相手の役 | 標準ルールの勝敗 |
|---|---|---|
| 2の3枚組+3のペア | Aハイのフラッシュ | 自分のフルハウスが勝つ |
| Aの3枚組+Kのペア | 2のフォーカード | 相手のフォーカードが勝つ |
この記事は52枚・ジョーカーなしの標準的なハイの順位を扱います。36枚を使うショートデックではフラッシュがフルハウスより上になるルールがあるため、参加する種目の順位を確認してください。全役の順番はポーカーの役一覧でまとめています。
フルハウス同士は、3枚組から比べる
比べる順番は次の2段階です。
- 3枚組のランクを比べる。
- 3枚組が同じなら、ペアのランクを比べる。
ランクの強さはA>K>Q>J>10…>2です。3枚組が違う時点で決着し、ペアが高いから逆転することはありません。
ペアにAがあっても、3枚組を先に比べる
| プレイヤー | 最善の5枚 | 判定 |
|---|---|---|
| Aさん | Qの3枚組 | |
| Bさん | Jの3枚組 |
Aさんの勝ちです。Qの3枚組がJの3枚組より上なので、BさんのペアがAでも勝敗は変わりません。

3枚組が共通なら、ペアを比べる
ホールデムでは共通カードを使うため、同じ3枚組のフルハウス同士ができます。
共通カード
| プレイヤー | 手札 | 最善の5枚 |
|---|---|---|
| Aさん | Q・Q・Q・K・K | |
| Bさん | Q・Q・Q・J・J |
3枚側はどちらもQです。次にKのペアとJのペアを比べ、Aさんが勝ちます。ペアはフルハウスを作る2枚であり、役の外のカードを比べているわけではありません。
ホールデムは、7枚から最善の5枚を選ぶ
手札2枚と共通カード5枚の合計7枚から、最も強い5枚を使います。自分の手札は0枚・1枚・2枚のどの使い方でも構いません。7枚すべてを比べるのではありません。
スリーカードが2組あるときは、高い方を3枚側へ
手札
共通カード
この7枚にはAが3枚、Kも3枚あります。選べる構成を比べると、次のようになります。
| 選び方 | フルハウス | 比較 |
|---|---|---|
| Aを3枚、Kを2枚 | A・A・A・K・K | こちらが最善 |
| Kを3枚、Aを2枚 | K・K・K・A・A | 3枚側のKがAに負ける |
「スリーカードが2組」という6枚の役にはしません。高いAを3枚側にし、残りのKから2枚を選びます。
ボードのフルハウスは、手札で改善できることもある
共通カードだけでフルハウスができていても、すぐに引き分けと決めてはいけません。手札を含めて、より強い5枚が作れないかを確認します。
共通カード
| 手札の例 | 最善の5枚 | ボードの役からの変化 |
|---|---|---|
| K・K・K・A・A | ペアを5からAへ改善 | |
| K・K・K・5・5 | 改善なし | |
| K・K・K・K・5 | フォーカードへ変化 | |
| K・K・K・5・5 | 5が3枚になっても、Kの3枚組を使う方が強い |
手札にペアがあれば必ず改善するわけでもありません。ボードのペアより高いか、別の上位役にならないかを順に確認します。
最善5枚が同じなら引き分け。第6枚は比べない
共通カード
Aさんの手札はA♠ K♣、Bさんは9♠ 8♣とします。両者とも最善は「Q・Q・Q・5・5」です。
AさんのAは5枚に入らないため、キッカーとして使えません。最善5枚が同じなので引き分けです。マークの強弱や、第6枚・第7枚の強さで決めることもありません。
分け方の詳細はチョップとポット分割へ、キッカーが必要な役との違いはキッカーの解説へ進めます。
カード例で勝敗を確かめる
問1:共有ボードがツーペアのとき
共通カード
Aさんの手札:K♦ A♣ Bさんの手札:8♥ A♦
答え:Aさんの勝ち。 AさんはK・K・K・8・8、Bさんは8・8・8・K・Kです。3枚組のKが8より強いので決着します。
問2:ボードのペアより低いポケットペア
共通カード
Aさんの手札:7♠ 7♥ Bさんの手札:A♠ 2♣
答え:引き分け。 両者ともJ・J・J・9・9が最善です。Aさんの7のペアは、共通カードの9のペアを改善しません。BさんのAも6枚目なので比べません。
問3:フルハウスなら必ず勝てる?
共通カード
Aさんの手札:4♥ 4♦ Bさんの手札:9♣ K♦
答え:Bさんの勝ち。 Aさんの最善は9・9・9・4・4のフルハウス。Bさんは9のフォーカードです。相手の役も確認し、最後に役の種類から比べます。

